養育費算定表・婚姻費用算定表の使い方
窪田です。
今回は、養育費算定表・婚姻費用算定表の具体的な使い方です。
まず、算定表を使用するための前提となる、収入の認定については、別の記事でご紹介しておりますので、ご参考にしてください。
収入が決まると、算定表上の、その収入の近い方の数字を選びます。
例えば、義務者の給与所得が480万円の場合には、500万よりも475万円に近いので、475万として扱います。
その上で、権利者と義務者の収入のクロスする部分の金額を見るだけです。
実際には2万円の幅がありますが、収入をクロスさせた位置が幅の上に近ければ上の金額、下に近ければ、下に近い金額で考えます。その他考慮すべき事情があれば、2万円の幅の範囲で考慮します。
算定表は、交渉時にも一応の参考金額とするのにとても便利なので、ぜひ利用した方がよいと思います。