解決事例36(夫の不貞行為が問題とされ、離婚調停後の再交渉により協議離婚を成立させたケース)

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(事案の概要)
・夫・妻40歳代。子2人

(解決までの流れ)
このケースでは、依頼者である夫の不貞行為が問題とされており、この状況で離婚をしたいということでご相談・ご依頼頂きました。他のいくつかの法律事務所に相談に行ったが、離婚できないといわれている状況とのことでした。
離婚を達成することは法的には容易ではないことはご理解いただいた一方で、話し合いを行ってみることはできることはお伝えし、依頼者の希望もあり交渉することとなりました。
当事務所から妻に交渉を持ち掛けたところ、相手にも代理人弁護士が就任し、その状況で離婚協議を行いました。
調停による交渉を重ねましたが、なかなか進展しなかったため、離婚調停を申立て、その中で話し合いを行いましたが、資産資料の開示で対立し、結局離婚調停は不調に終わりました。

その後、依頼者の希望により、相手方と離婚調停不調後の再交渉を行い、結果として協議離婚を成立させることができました。
経済的条件については、当方の有責性も問題とされていたため、訴訟に至った場合の見込み等も考慮し、相当程度譲歩せざるを得ませんでしたが、離婚が達成されたことにつき、依頼者の方は満足して頂いた上で終わることができました。

(弁護士が頭を使ったポイント)
夫側の有責性が問題となる事案では、妻側の要求も相当程度高くなることも多いため、収入や資産を踏まえた上で、どのような解決の筋道や提案できる解決方法があるかにつき、依頼者と細かく話し合いました。

また調停は不調に終わったものの、相手が完全に離婚を拒絶している状況ではない状況を踏まえて、粘り強く再交渉を行い無事に依頼者が強く希望していた離婚する形で終わることができました。

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