解決事例34(妻の不貞行為を原因として離婚訴訟を行い、兄弟の親権・監護権が分かれる形で解決に至ったケース)

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(事案の概要)
・夫・妻30代。子複数人

(解決までの流れ)
この依頼者の方のケースでは、相手が朝帰りを繰り返しており、様子がおかしいために別居しているということでご相談いただきました。

夫側から離婚調停、妻側から婚姻費用の調停の申し立てがなされ、その調停の係属中、妻側の不貞行為と思われる証拠がいくつか判明しました。
離婚調停の中では、親権者が激しく争われ、結局調停では解決に至れませんでした。
このような女性の不貞行為による別居のケースの場合、婚姻費用の支払いや面会交流の状況、親権者の決定等も含め、男性の依頼者の方には非常にストレスのたまりやすい状況となります。

このような状況で、当方から離婚訴訟を提起し、親権者も争いました。

一審では、別居前の監護状況が重要視され、親権者を相手方とする形の判断となってしまいました。

しかしその後控訴審において、監護状況に変更があったため、お子様の監護が分かれる形での裁判所の判断となりました。

(弁護士が頭を使ったポイント)
親権者の決定には子の意向も相当程度重要視されます。お子様に無用な精神的負担をかけるのは望ましくない一方、ある程度の年齢のお子様の中には事情を知った上で、親権者の希望を伝えたい、伝えることにより意向が変わるということもあります。そのためお子様の心情に配慮する依頼者の方であればあるほど、非常に悩ましい状況となります。
このようなお子様の状況、依頼者の方の希望、後悔しない形での解決をどのようにバランスをとりながら進めていくのかという点は非常に頭を悩ませましたし、難しい事案でした。

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