解決事例14(離婚調停の初回で離婚が成立したケース)

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(事案の概要)
・夫、妻いずれも20代、乳幼児1人。同居期間1年未満

(解決までの流れ)
この男性の方のケースでは、相手の暴言等がひどいため何とか離婚したいということでご相談・ご依頼を頂きました。
依頼者の方のお話だと任意の話し合いが困難に感じられたため、調停の申し立てを行いました。
初めの調停の前に、相手方からの暴言等を表す証拠を整理して、調停の第一回目において、調停委員や相手方に見せ、訴訟に至る場合には、慰謝料請求も行い当然認められる事案であることを伝えました。
すると相手の妻本人から相当程度の養育費の支払があれば離婚するという話になり、依頼者としては経済的問題よりも早期の離婚を求めていたため、解決のタイミングを逃さないように、双方慰謝料、財産分与の支払もなく養育費を定めてから一回目の期日で離婚を成立させることができました。

このケースでは、相手方の対応次第では長期化も覚悟していた事案でありましたが、当事務所による対応により、相手方本人がある程度冷静かつ合理的な範囲での要求におさまったため、依頼者の方としてはかなり満足のいく形で、通常では珍しい第一回目の調停期日で合意が成立しました。

仮に相手に代理人弁護士がついて、紛争が余計に複雑化したり、解決が困難になるようなケースもあるため、そのようにならないように、第一回目の期日で決断することとしました。

(弁護士が頭を使ったポイント)
通常、このように第一回目の調停期日でスムーズに解決することは多くはありませんが、調停前の相手方の有責性となる証拠の整理、当日の話のもって行き方、証拠提出のタイミング、思い切った決断力等によっては、依頼者のご希望に沿う形での早期の解決が行えるということが分かる事件でした。
離婚のタイミングを逃さないように依頼者の方も早期にご決断頂いたこともよかったと思います。

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