一人あたりの養育費の算定方法
お子様が複数いるような場合、一人のお子様が養育費の終期に達した場合に一人分の養育費の減額を記載することがあります。
このような場合に、どのように一人分の金額を考えるべきでしょうか。
一人あたりの養育費を考える場合、お子様の年齢により必要となる生活費の指数の按分割合で分けて考える方法があります。
この場合通常15歳以上の子供の指数を90(大人を100とした場合)、14歳以下の子供の指数を55として計算します。
例えば、算定表で算定した養育費額が18万円の場合、
上の子が18万円×90÷(90+55)
下の子が18万円×55÷(90+55)になります。
なお、上記の通り、一人が養育費の終期に達した場合の減額等も考慮して、養育費の額を人数割した金額(先ほどの例では一人9万円)と合意して決めることも実務ではよく行われています。