解決事例37(財産分与として自宅不動産の売却益を折半に近い形で分ける内容で合意し協議離婚で早期に解決したケース)
(事案の概要)
夫・妻30~40歳代。子なし
(解決までの流れ)
この依頼者の方のケースでは、妻が離婚になかなか応じず話し合いが進まないということでご相談・ご依頼いただきました。
まず、当弁護士事務所より、妻に離婚の協議を求める内容の手紙を送付したところ、妻も弁護士に依頼することになりました。
弁護士同士で話し合いを行ったところ、妻側の代理人弁護士より、明確に離婚を受け入れるものではありませんでしたが、条件次第では離婚に応じそうな感触があり、当方から離婚条件の提示を拒絶する状況ではなかったため、不動産の売却益を折半し、その他は名義人の資産とする内容で提示を行いました。
妻側からあ、不動産の利益配分の若干の変更等の申し出がありましたが、当方で想定していた範囲内であったため、相手方と早期に離婚条件で合意し、離婚を成立させることができました。
(弁護士が頭を使ったポイント)
離婚を申し入れる原因が明確でない場合でも、事前の証拠の収集の仕方や話し合いのもっていき方、相手や相手の弁護士によっては、予想以上に話し合いが円滑に進むことがあります。
その際、相手方の離婚に対する意向や財産分与に対する譲歩の度合い等を相手や相手の弁護士の言動等から推測しながら、話し合いを壊さない程度にうまく進めていく必要があります。
このあたりの感触は、一般の方ではなかなかわかりにくいところがあると思いますので、当事務所に早期にご相談頂ければと思います。