性交渉拒否が離婚原因となるか

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こんにちは、弁護士の窪田です。

男性のご相談でよくある内容として、奥様に性交渉を拒否されているというものがあります。

最近特に若いご夫婦で、子供を出産されて以来、奥様が、男性としての夫を避けるようになり、性交渉を拒否したり、家族の中でぞんざいに扱われていると感じ、離婚をしたいと男性がお考えのケースがしばしばあるのです。

これについては、性交渉を拒否したことを理由に離婚を認めた裁判例がいくつかありますが、一方で、性交渉がない期間、奥様の体調や精神状況、二人の関係、夫が性交渉を求めているか等、それぞれの事案ごとに異なるため、すべてのケースで必ず離婚が認められるとは考えにくいかと思います。

性交渉拒否が、相手方が、愛情を失っていると考えられる状況であったり、相手方が関係をよくする努力を行おうとしていなかったり、性交渉拒否が長い期間である場合には、これを離婚原因として主張していくことも考えられます。

ただし、事案によっては離婚請求が否定されるようなこともあるため、その点も検討した上で、交渉や調停を行い、相手方と別れるためにどのように進めていくかを検討する必要があると考えられます。

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